お口の健康を気遣い、洗口液を使ってみよう！と、毎日のケアに取り入れる方も多いと思います。

液体タイプのオーラルケア製品は「洗口液」か「液体ハミガキ」の２種類あるのですが、どちらも似たようなボトルに入っていて、ドラッグストアなどでは同じ棚に並んでいますので、この２つを同じものだと思っている方は意外と多いと思いますが、実は使い方が全く違うのです。

 

まず、【　洗口液は歯みがきしてから使うもの　】　、【　液体ハミガキは使ってから歯を磨くもの　】と使う順番が違います。

とはいえ、製品のラベルには「マウスウォッシュ、デンタルウォッシュ、デンタルリンス、オーラルリンス」などと表記はされていても、洗口液なのか液体ハミガキなのか目立つところには書かれていないことがよくあります。どっちだろうと迷ったときは成分表記の近くに書かれていることが多いので見てみてください。

〇洗口液〇

・毎日の歯みがきにくわえ、使用します。むし歯・歯周病予防、口臭予防など同じ洗口液でも様々な種類があります。歯みがきの仕上げとして使うことが望ましいですが、外出先で歯みがきができない時、口臭が気になる時などの補助的に使うのも効果的です。

製品名には『マウスウォッシュ』『オーラルリンス』と表記されていることが多いです。

 

〇液体ハミガキ〇

・その名の通り「液体状の歯みがき剤」なので、ブクブクとゆすいでお口の中に行き渡らせたあと、歯みがきをします。ただ口に含んでゆすぐだけでは本来の効果は得られません。「　液体ハミガキ＋歯みがき　」で効果を発揮します。

製品には『デンタルリンス』と表記されていることが多いです。

 

それぞれアルコール、ノンアルコールとありますが成分は同じで殺菌効果は変わりません。刺激が苦手な方、口の中に口内炎や傷がある方はノンアルコールタイプ、爽快感や清涼感がほしい人はアルコールタイプを選ぶといいでしょう。このほか、アルコールは口の中が乾燥する原因になることがあるため、口が渇きやすい人はノンアルコールタイプがおすすめです。

 

洗口液と液体ハミガキ、それぞれ使い方の違いや特徴がありますので、シーンに合わせて使い分けると良いでしょう。また、正しくお口の中をケアできていなければ、むし歯や歯周病になってしまいます。まずは歯みがきをしっかりできることが前提として、予防効果を高めたり、お口や気分をスッキリさせたり、ご自身がどんな効果を得たいのかによって、最適な商品を選びましょう。