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知覚過敏を治したい!

[2022.06.28]

◆その痛み、ホントに知覚過敏?

冷たいものを食べるとキーン!甘いものを食べるとズキッ!「歯がしみる」って、とてもつらいですよね。

知覚過敏は、歯の外側を覆っている硬いエナメル質が欠けたり、割れたり、削れたりすることによって刺激が神経に伝わって起きる症状です。

単なる一過性の痛みだと思われがちなんですが、じつはむし歯などの初期の痛みととても似ているので、油断大敵なうえ、診断も意外とやっかいなんです。

 

◆こんな歯は特にリスキー

・歯ぎしりによる歯の摩耗や欠け

・ゴシゴシみがきの摩耗

・すっぱい飲食物や胃酸による酸蝕

・歯周病で歯ぐきがやせてむき出しになった歯根

・古い詰め物の周りの欠け などなど…

 

◆毛先が触れるとしみる歯。歯みがきはどうする?

知覚過敏の症状のある患者様の場合、歯みがきがつらいというかたは多いと思います。

ブラシの毛先がさわると痛むので、歯みがきするのがおっくうになったり、「痛いところはそっとしておいたほうが良いだろう」「歯ブラシを当てると歯が削れてしまうかもしれない」などと心配して歯みがきを避けるかたも見受けられます。

ところがこうした配慮は、知覚過敏の症状を改善させるにはむしろ逆効果です。歯についた歯垢(バイオフィルム、プラーク)を取り除かないと、そのなかに棲むむし歯菌が酸を出し、その酸がおおって刺激をブロックしてくれる大切なスメア層や再石灰化層を溶かして、知覚過敏の症状を助長させてしまうのです。

歯ブラシを一時的にソフトタイプのものに変えたり、つらいなら歯間ブラシやフロスだけでも続けていきましょう。それでもまだつらいなら、「ガーゼで拭く」などの次善の策からはじめてみてください。

 

◆知覚過敏の歯のお手入れは?

歯みがき剤を選ぶ

〇1450ppm配合の高濃度フッ素歯みがき剤を使いましょう。(6歳以上で使用可)

〇多数の歯がしみる場合は知覚過敏用歯みがき剤を。

〇露出した象牙質を強化できる歯みがき剤もおすすめです。

 

道具を変える

〇一時的にやわらかい歯ブラシにします。また、歯間ブラシやフロスも使いましょう。

↓それでもつらいなら

〇歯間ブラシやフロスのみでお掃除を。

↓それでもつらいなら

〇ガーゼでやさしく拭きましょう。

 

歯科ではさまざまな対策を打てますので、知覚過敏がつらくて歯みがきに悩んでいるかたは、ぜひご相談ください。

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