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口臭についての誤解を解き、爽やかな息を取り戻しましょう!

[2022.04.19]

気になる口臭とめましょう!

口臭の原因を「胃腸の不調だ」なんて思っていませんか?

じつは、口臭の原因の9割はお口の中にあり、とくに歯周病は、強烈な口臭の元凶なんです。

爽やかなミントの香りでごまかしても、それはほんの一時しのぎ。くさい臭いを、歯科治療とセルフケアで元から断ちましょう!

 

口臭の原因はお口のなか!

口臭が厄介なのは、なかなか自分では気づけないこと。かといって周りの人が口臭について指摘するのは心苦しく、結果的に無頓着に過ごしているかたも少なくありません。

実際、国内外の口臭調査では、だいたい3人に1人くらいに口臭があることが分かっています。ただし心配しすぎることはありません。ほとんどの口臭は、歯科治療とセルフケアで治るからです。

 

病的な口臭!?

口臭は多かれ少なかれ誰にでもあります。健康なお口にもごく軽い口臭があり、これを私たちは「生理的口臭」と呼んでいます。一方問題なのが病的な口臭。健康的なお口にくらべ、ずっと攻撃的で不快感の強い臭いがします。

病的な口臭の原因は呼気に含まれる臭い物質。臭い物質といってもさまざまありますが、病的な口臭に特徴的にあらわれる臭い物質は「硫黄化合物」と呼ばれる種類の揮発性ガスです。なかでも代表格は、硫化水素、メチルメルカプタン、そしてジメチルサルファイドで、それぞれに特有の強い臭いがあります。

硫化水素は歯のプラーク(歯垢)や、舌につく舌苔があるほど検出されやすい臭い物質です。また、歯周病の患者さんに目立って多いのがメチルメルカプタン。ジメチルサルファイドは、からだの病気や薬の影響で出やすい傾向があります。

これらのガスには特徴のある強烈な悪臭があります。たとえるなら、硫化水素は卵が腐ったような臭い、メチルメルカプタンは魚や玉ねぎが腐ったような臭い、ジメチルサルファイドは生ごみのような臭いです。どれもたいへん刺激的で、病的な口臭はこれらが混合したものなので、周囲のかたが不快に思われるのも無理はないのです。

ちなみに硫化水素は、濃度が高ければいのちに関わるほどの有毒ガスなんですよ。驚きですね。

 

攻撃的な臭いの正体は細菌の出す「ガス」!

それではなぜこんな悪臭がお口でつくられるのでしょう。じつはこれらのガスをつくるのはお口の細菌で、なかでも歯周病菌は、タンパク質を分解する酵素をもっており、その酵素でさかんにタンパク質を分解して、揮発性ガスを発生させるというわけです。歯周病が進むと、粘膜や老廃物が大好きな歯周病菌は、歯と歯ぐきのあいだの溝だけでなく、老廃物が積もる舌にもすみつき、舌苔から強い臭いを発するようになります。

 

もとから断つにはまず歯周病を治す。

臭いのもとを断つには、まずは歯周病の治療から。歯と歯ぐきのあいだの溝にたまった歯石をきれいに取り除くと、細菌を増やしている病巣を口のなかから追い出せます。細菌の供給源がなくなると、口臭がグンと減りますよ!

 

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