歯の健康、意識していますか?
みなさんは、ご自分の歯の健康を正しく意識されているでしょうか?
「硬いものが食べづらくなったのは年のせい」「歯は年とともに悪くなり、いずれは抜けてしまうもの」などと、諦めていませんか?
実に成人の8割以上が歯周病にかかっていると言われるわが国では、残念ながら歯の疾患の正しい知識や予防への意識が低いと言わざるを得ません。
日本人の多くは、「歯周病は特別な病気、自分がかかるはずはない」と考えているようです。ましてや、歯周病で歯を失うことなど、想像もしていないのではないでしょうか?
その証拠に、よほどの激痛が起こらない限り、歯科は受診しない。そんな人が少なくありません。しかし、激痛のようなはっきりとした症状が現れたときには、すでに歯の疾患はかなり進んでいるのです。
今日は、見過ごされがちな歯周病の症状をチェックしてみましょう。年のせい、あるいは体質だと諦めていた症状も、実は歯周病を知らせる警告かもしれません。
歯の病気~こんな症状があったら要注意!
①朝起きたとき、口の中がネバついている。
②歯を磨くと、歯ぐきから血が出る。
③歯と歯の間に食べものがよくはさまる。
④歯ぐきの色が赤い、あるいは赤黒い。
⑤歯ぐきがムズムズする、あるいは痛んだりすることがある。
⑥歯ぐきを押すと、膿が出ることがある。
⑦歯がぐらぐらする、歯の隙間が広がった。
⑧以前より、歯が長くなったように見える。
⑨冷たい水が、歯や歯ぐきにしみる。
⑩口臭がある。
「毎日、欠かさず歯みがきをしているから大丈夫!」という人も、一度歯の健康をチェックしてみてください。