「歯ぎしり」や「くいしばり」をしていませんか?
[2022.08.08]
「歯ぎしり」や「くいしばり」、歯の先端をカチカチ接触させる、といった無意識に行う運動が「ブラキシズム」です。
ブラキシズムでは、歯や歯を支える組織(歯やあごの骨)にふつうに噛むときの2倍以上の力がかかるといわれます。
そのため症状がひどいと、歯の周りの組織に過重な負担がかかり、歯や歯ぐきやあごの骨といった組織が破壊されます。
ブラキシズムの症状とは?
- グラインディン 上下の歯をすり合わせて「ギシギシ」「ゴリゴリ」といった音を出す、いわゆる歯ぎしりです。
- クレンチング 歯を強くかみしめる、力を入れて歯をくいしばることです。
- タッピング 歯の先端部分をカチカチと触れ合わせることです。
こんなトラブルが起きます
- 歯がすり減ります。
- 歯肉が炎症を起こして歯周病が進行します。
- 力で歯が割れます。
- 顎の関節に影響し顎関節症を起こします。
原因は?
- 歯並びの悪さ
- かみ合わせの不正
- 鼻やのどの炎症
- 筋肉の緊張をともなう病気
- 精神的緊張や肉体的ストレス
治療法は?
- 原因となっている病気の治療
- 歯や口の病気の治療
- マウスピースの装着・・・半透明のプラスチック製装置を顎にはめて筋肉の緊張をゆるめます。個人の歯型に合わせてつくります。
歯ぎしりくらいと軽く考えず、まずはご相談ください。